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薬害C型肝炎問題で、血液製剤「フィブリノゲン」を投与された患者3859人分の症例資料配慮が不十分


薬害C型肝炎問題で、血液製剤「フィブリノゲン」を投与された患者3859人分の症例資料などが製薬会社に放置された当時の対応について、厚生労働省は30日、「配慮が不十分であり、反省すべきだ」とする調査報告書を公表した。

 症例資料は、フィブリノゲンを製造販売した旧ミドリ十字(現田辺三菱製薬)が作成。フィブリノゲンを加熱製剤に切り替えたことを契機に、旧厚生省の指示で昭和62年~平成4年の間、投与患者を対象に半年間にわたり、経過を追跡調査してまとめていた。資料の中には、個人のイニシャル、病院名、投与日時などが記録されていた。

 報告書によると、当時の調査は、患者個人の特定が目的ではなかったとしているが、「個人の特定につながる資料を収集している以上、個人の特定やお知らせに向けた配慮は可能だった

」と指摘。「患者の視点に立ち、発症している人や、これから発症するかもしれない人に何をなすべきかの配慮が不十分で、反省すべきだ」と結論付けた。

 薬害肝炎をめぐっては、製薬会社にあった3859人のリスト以外にも厚労省に418人分の副作用リストがあったことが分かっている。

 厚労省は418人のリストについても、昨年11月30日、「個人の特定と告知に配慮すべきだった」とする報告書をまとめている

    2008-05-03