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糖尿病を患っていた昭和代表する作曲家の遠藤実さん死去


「北国の春」や「高校三年生」などを作った昭和の歌謡界を代表する作曲家で日本作曲家協会会長の遠藤実(えんどう・みのる)さんが6日午前10時54分、急性心筋梗塞(こうそく)のため都内の病院で死去した。76歳。東京都出身。自宅に戻った遺体には最期をみとった作詞家・いではく氏(67)、歌手・千昌夫(61)も寄り添っていた。自宅には北島三郎(72)、舟木一夫(63)らが次々と弔問に訪れた。通夜は8日、葬儀は9日に近親者のみで行う。喪主は長女の由美子さんが務める。
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 遠藤さんは10月17日に小林幸子(55)の舞台を見た後、横浜でパーティーに出席した。その場で体調を崩し、都内の病院に入院、翌18日に心臓血管のバイパス手術を受けた。術後、いったんは心肺停止したが回復。作曲家の本能なのか、目が覚めないうちに寝言で歌を口ずさんでいたという。
 その後、病院を移り、今月1日にリハビリを開始。しかし、5日夜になって手術した場所とは別の血管が詰まり容体が急変、6日午前に帰らぬ人となった。親族とともに最期をみとったいで氏は「30日のレコード大賞には間に合う(出席できる)かなと思っていたのに」と、唇をかんだ。
 40年ほど前から糖尿病を患っていた遠藤さんは、88年にハワイで心臓血管バイパス手術を受けていた。最近は心筋への血液の流れを良くするニトログリセリンを持ち歩く生活だった。
 遠藤さんは49年、疎開先の新潟県から歌手を目指して上京。独学で作曲を学び、57年には藤島桓夫さんの「お月さん今晩わ」をヒットさせた。その後は舟木の「高校三年生」、千の「星影のワルツ」、「北国の春」などヒットを連発し、5000曲以上を作曲した。
 65年には自身の名前を冠したレコード会社「ミノルフォン」(現「徳間ジャパンコミュニケーションズ」)を設立。90年には紫綬褒章、94年には日本レコード大賞功労賞を受賞している。05年からは日本作曲家協会会長を務めていた。
 遠藤さんの遺作となったのが、北島が歌う「比叡の風」(来年6月4日発売)だ。遠藤さんが今年7月に名古屋で公演中だった北島のもとを訪れ「こんな歌ができたから、やろうよ」と打ち合わせしていたという。遠藤さんの創作意欲は死の間際まで衰えることはなかった。


Author : デイリースポーツ    2008-12-08