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B型肝炎訴訟:北陸訴訟 早期救済策の実現を--金沢地裁第1回口頭弁論/石川


◇第1回口頭弁論で患者側
 集団予防接種でB型肝炎に感染したとして、石川、富山、福井県の男女4人が国を相手に計約1億6000万円の損害賠償を求めている訴訟の第1回口頭弁論が7日、金沢地裁であった。生体肝移植を受け、免疫抑制剤を使った治療を続ける福井県の男性は「これ以上、不安と絶望を抱えて苦しみたくない」と訴え、早期の救済策の実現を求めた。
 ◇「不安と絶望感」意見陳述で福井の男性
 福岡、大阪など10地裁(原告330人)で係争中の全国訴訟の一環。北陸3県の原告は40~50代。訴状によると、4人は0~6歳時にツベルクリン反応検査などの予防接種を受けた。北陸では1980年ごろまで注射針や注射筒を替えずに5~20人に連続して接種。国は連続使用による感染の危険性を予見できたのに対策を怠った、としている。
 この日は福井県の50代男性が意見陳述。男性は90年にB型肝炎と診断され、06年に肝がんに。今年2月、妻の肝臓の一部を受ける生体肝移植の手術に成功した。だが、「免疫抑制療法や検査は必要です。闘いはまだまだ続く」と、不安と絶望感の中で苦しんでいる胸の内を明かした。治療費の公費負担が国の責務であると主張した。
 これに対し国側は、原告らの感染について「父子感染など予防接種以外の可能性がある」と請求の棄却を求めた。


Author : 毎日新聞    2009-09-08