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糖尿病:高齢者の生活の質、筋トレマシンで低下も /岡山


◇玉利・吉備国際大准教授が調査
 高齢者の健康作りのために取り入れる筋力トレーニングマシン・プログラムを糖尿病患者が利用した場合、生活の質(QOL)が落ちてしまう危険性が、糖尿病患者でない高齢者に比べて約4倍高くなることが、吉備国際大(高梁市)保健科学部の玉利光太郎准教授(保健科学)の調査でわかった。
 玉利准教授は、07年1月~08年3月、東京都内4カ所の介護予防教室(3カ月間開催)で、参加者79人を対象に調査。受講後、マシンを使った運動機能向上プログラムの効果の程度を、QOLを測る質問用紙を使いアンケート調査した。
 調査はプログラム受講後の日常生活で、歩行距離や体の痛みなどの身体状態と、集中力や活力感など精神状態の心身両面からの8項目計36問に答えてもらう方式。回答を分析した結果、体の痛みや精神機能には効果が見られたが、活力感などについては、20%以上の参加者が教室終了後に低下していたという。
 さらに低下の原因を分析したところ、糖尿病のある高齢者は、ない場合に比べて4・4倍低下リスクが高く、体の痛みや精神機能を改善できる可能性も低かったという。
 玉利准教授は「運動療法は糖尿病の有効な治療法だが、配慮が必要。マシンを使ったトレーニングでは、理学療法士など専門家のサポートが必要」と指摘している。
 調査結果はオーストラリアの専門誌「AustralianJournalofPhysiotherapy」9月発売号で発表される。


Author : 毎日新聞    2009-09-14