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「養生片仔癀」による四塩化炭素(CCL4)に起因する肝臓毒性に対する効果 1

F.マロタ A.ローグ H.アンゾロヴィック M.原田 G.M.イデオ K.梶川 N.矢内原先生 G.プリンセス G.イデオ S. ジュゼッペ病院 α-Ωテクノラボ

2001/10/12~13

ヨーロッパ肝臓研究学会/イタリア

概要:

CCL4誘発肝損傷においてK-17.22はGSH低下及び共役肝臓GSH/GSSG酸化還元系に対して強い節約型的、持続的な効果(予防的あるいは治療的に)を持つことを示唆した。

「漢方薬K-17.22のCCL4誘発肝毒性に対する効果:生体内ならびに試験管内研究」

ウィスター系ラットを以下の3群に分けた。

A)CCL4 0.1ml/100g b.w.をオリーブ油(1:1 v/v)に溶かし、1日2回4週間皮下注射した。
B)はAに加えてK-17.22 50mg/kgを/-5%グルコースを経口投与した。
C)はBと同様だがCCL4の最初の注射から1週間後にK-17.22を投与した。

対照群と比較し、A群では肝臓のGSH(>45%, p<0.001)と GSSG(p<0.01)が著しく低下し、トランスアミナーゼの増加(>15-fold,p0.001)とともに肝臓の湿重量も低下した(p<0.001)。一方、B群及びC群ではトランスアミナーゼの軽度の上昇と肝臓壊死炎症値(p<0.05 vs. A)を示した。

A群にはY蛋白とGST活性の30%以上の減少(p<0.01 vs 対照群)が見られたがK-17.22で正常値に戻った(p<0.05 vs A)。 肝細胞培養ではわずか10 u;g/ml のK-17.22でシリマリン100u;g/ml と同程度にCCL4肝細胞損傷を緩和した(p<0.05)。 一方K-17.22100 u;g/mlはシリマリン100 u;g/ml やグリシルリジン10 u;g/mlと比べてより強い保護作用を示した(p<0.05)。

これらの予備的データはCCL4誘発肝損傷においてK-17.22はGSH低下及び共役肝臓GSH/GSSG酸化還元系に対して強い節約型的、持続的な効果(予防的あるいは治療的に)を持つことを示唆した。

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