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「養生片仔癀」のC型肝炎に対する治療効果 1

原田雅義、矢内原昇、F.Marotta、由島一郎、清水秀之、細川勝正、辻美隆、原田圭明、謝心範

2001/10/20

第43回全国日本病院学会/埼玉

概要:

195例の各種肝疾患者のほとんど全例に著明なGPT値の正常化が10~14日間で認められた。

「肝障害における養生片仔癀の効果について~特にC型肝炎について~」

● 目的
我が国において肝癌の死亡率は年々増加し、遂に全癌統計中、男子は3位、女子は4位と増加している。 C型肝炎から肝癌の発生率は、B型肝炎の3倍といわれている。 現在C型肝炎の特効薬はインターフェロンであるが、日本人はsero-type Ⅰ(70%)、sero-type Ⅱ(30%)、であり、70%を占めるⅠ型には効果が少ない。 C型肝炎治療の最先端といわれている病院でもインターフェロン不適の症例に、強力ネオミノファーゲンC、ウルソ等をただ漫然と投与しているのが現状である。 そこで我々は、『養生片仔癀』(健康食品)について数年前より投与・検討した。

● 対象・症例
平成10年4月から平成13年6月までに扱った肝疾患195例につき【ウイルス性:180例(92%)、アルコール性:7例(4%)、脂肪肝:6例(3%)、自己免疫性2例(1%)】につき『養生片仔?(田七、杜仲(若葉、木部、実)、黄精、甘草、ショ糖エステル)』を投与し、投与前・後の肝機能の経過につき測定観察を行った。 測定項目は、【①肝機生化学的検査、②一般血液、③ウイルス量(HBV-DNA、HCV-RNA)④4型コラーゲン、⑤CT,echo,etc.】また、年齢、男女別、養生片仔?投与までの病歴年数、投与期間、1日の投与量、効果、副作用等の総計的観察を行った。

● 結論
195例の各種肝疾患者のほとんど全例に著明なGPT値の正常化が10~14日間で認められた。
今後の検討課題として、【①副作用の有無、②特にC型に対し、インターフェロン投与前後の併用、③生検の症例の検討】が挙げられる。

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