研究情報

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肝臓

腎臓

「田七杜仲精」の老化現象に対する予防的効果 1

共同研究

2006

「アナルス・オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンシズ」誌掲載

概要:

「田七杜仲精」の投与によって老化マウスの酸化障害が軽減することを示唆し、「田七杜仲精」は老化の原因物質の低下に対して有効に作用することが考えられる。

田七杜仲精(DTS)が老化の原因物質の低下に対して有効に作用することが確認された

●はじめに
ミラノ大学(イタリア)のバイオテクノロジー・伝統医学WHOセンターのF.マロタ教授、原田病院(日本)、肝消化器病学部、サンパウロ大学(ブラジル)の共同研究で「田七杜仲精」が老化マウスを使用した研究の結果、老化の原因となる肝臓及び腎臓における酸化還元状態の障害に対する有効性が確認されました。

研究成果は「アナルス・オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンシズ」誌、1067: 408-413 (2006年)。 ○C2006年ニューヨーク科学アカデミー。に報告された。 この雑誌は1823年創刊の雑誌で年間28刊出版され、世界すべての科学雑誌の中で2番目に多く他の論文などで引用される世界的に権威のある学術雑誌です。

●研究の概要
老化は、抗酸化物質として最も適当なグルタチオンの値の低下、システイン値の低下など酸化還元酵素の障害と関連している。 この研究では老化マウスと非老化マウス使用した。老化マウス、非老化マウスを投与群と、投与を行わない対照群とに分けた。 老化マウスは、標準食を4週にわたり投与したA群と、標準食に加え1日に体重kgあたり150mgの「田七杜仲精(田七人参、杜仲、朝鮮人参の根。)」を追加投与したB群に分け、4週にわたり投与した。 マウス屠殺後、肝臓及び腎臓の組織中の抗酸化物質ついて分析を行った。 投与を行わない老化マウス群では、抗酸化物質の組織中の濃度の低下が認められたが、「田七杜仲精」を投与した老化マウス群では抗酸化物質の組織中の濃度は有意に改善した。

この結果は、「田七杜仲精」の投与によって老化マウスの酸化障害が軽減することを示唆し、「田七杜仲精」は老化の原因物質の低下に対して有効に作用することが考えられる。 「田七杜仲精」に含まれるサポニンの一部に免疫学的なプラス効果や有効な抗炎症性特性があることが分かっており、「田七杜仲精」の作用に関しては、より詳細な研究が進められているが、その構成成分から考えても、「田七杜仲精」は高齢者の機能性食品として有望といえるようだ。

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