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がんを知る

ガンとは何ですか?

人はだれでも、日々、5000個の細胞がガン化しているといわれています。普通、健康体では、それを体内の免疫軍団が一つずつ見つけて潰しています。つまり常に人はガンと共存しているわけで、かつては特別な人がかかる特別な病気でしたが、今ではだれでもがガンになっても不思議ではない病気となっています。   
それではどうしてガンは発生するのでしょうか? 一番最初は、遺伝子に傷がつく(イニシエーション)が始まりで、10~20年かけて突然変異した細胞が蓄積していき、それがガンとして増殖していきます。  
WHO(世界保健機関)は、発ガン物質の70~90%は日常生活を取り巻く化学物質だと報告しています。遺伝子に傷をつけるリスク因子は、アルコール、ニコチンやタール、ウイルス、放射線、紫外線、活性酸素、カビや脂肪などで、これに遺伝的なものが加わります。今ではほとんどの病気の発症にストレスが関与していると疑われ、ストレスホルモンのコーチゾルが増加すると免疫機能が衰え、ガンが増殖することが分かってきました。

ガンの治療にはどんなものがありますか?

ガンの治療には、一般的に標準治療という①手術、②放射線療法、③抗ガン剤治療(化学療法)があり、最近ではこれに④免疫療法という最新の治療が加わっています。
①の手術は、目で見える大きさにまで増殖したガンを取り除くには、最良の方法です。ただし、口や顎など、手術すると食べたり飲んだり喋ったりなどに機能障害が残るような場合、あるいは顔などの容姿が変わり、後の再建手術が難しい場合には適していません。再発や転移に対しても無力です。   
②の放射線治療のメリットは、メスを体に入れないで治療ができることです。手術で顎の半分を切り取らなければならないような場合は、放射線治療を行えば機能を温存することができます。しかし、放射線治療は広く散らばったガンに対しては、効果が期待できません。吐き気やめまいなどの副作用もあります。
③の抗ガン剤治療は、全身に散らばったガンを弱らせ撲滅させるのには効果があります。ただし、ガン細胞を攻撃すると同時に正常な細胞をも攻撃してしまうために、吐き気やめまい、髪の毛が抜ける、白血球、血小板の減少といった副作用の問題が生じます。   
④の免疫療法は、考え方がまったく新しい治療で、ガンを攻撃する自分の免疫細胞を培養して増やしたうえで、それを再度体内に注入してガンをやっつけようとするものです。漢方では、全身を整える意味での免疫療法を大昔から行ってきました。 

免疫療法をもっと詳しく教えてください。

免疫療法には、全身の免疫を強化させる漢方の免疫療法と、西洋医学の分子生物学的手法を用いた免疫療法との2つがあります。   
西洋医学の免疫療法では、ガン細胞を狙い撃ちする免疫細胞を体外に取りだして増やし、再び体内に入れて行うものです。最近、最も注目されているのが樹状細胞という免疫細胞で、ガンに目印をつけて攻撃目標をはっきりとさせることができます。ただし白血球の中でもわずかに1%しかないことから、まだまだ未来の療法だといえます。漢方の免疫療法は、はるか大昔から行われてきたもので、「ガン(細胞の不良品)だけでなく、病巣(生産ライン)も、病巣を作る体質(生産システム)そのものも改善する」、という療法です。ガンになりにくい体質を作ってしまえば、予防効果を発揮し、再発の心配もなくなるというわけです。従来の標準治療と比べると、根本的な予防体質を実現する可能性が大きいといえます。  

ガンに対する漢方養生研究所(KHL)の研究成果はありますか?

2つの研究成果があります。1つめは、KHLの養生食品である田七杜仲精を使い、ラットを使った2種類の実験を行いました。ラットをA群とB群に分け、A群にはガン細胞だけを注入し、B群にはガン細胞と一緒に田七杜仲精を加えました。A群には大きなガンができましたが、B群にはガンが発生しませんでした。    
別の実験では、A群とB群の両方にガン細胞を注入して放置し、ガンが発生してからB群にだけ田七杜仲精を加えました。するとガンの成長が抑えられたばかりか、ガンが消滅するという驚くべき結果を得たのです。このことは、ガンに対するというよりも、肝臓・腎臓を強化する研究結果が思わぬ成果を上げたのだと解釈できます。
もう一つの研究成果は、アメリカのハーバード大学の研究者たちが、日本で市販されているKHLの養生食品を手に入れて実験を重ね、その中にガンの成長を抑える特殊成分を特定しました。それと同時に人工合成にもチャレンジして成功しました。新しい発見なので、世界的に著名なジャーナル「ネーチャー」に発表し、それがKHLの養生食品であることが分かったのです。この時の研究グループの一員であるマサチューセッツ工科大学  助教授 シラディチャ・セングプター 薬理学博士は、科学専門誌「テクノロジー・レビュー」が選んだ“2005年 世界で最も優秀な35歳以下の科学者35人”の1人として表彰を受けました。KHLの研究が、価値があり、評価され、人類の健康増進に役立つことが分かってきたことは、本当に嬉しい限りです。 

【漢方養生研究所は、養生学が人々の健康増進、疾病予防、闘病と回復へ応援の有効性と必要性、生活質の向上、社会の進歩への有意性に関する検証を続け、研究・開発、情報と知識の整理と普及へ引き続き努力をしています。】