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非アルコール性脂肪肝炎(NASH)とは、何ですか?

普段、お酒をそれほど飲まないから、自分だけはアルコール性の脂肪肝炎にはならないと安心していると、肝臓が「沈黙の臓器」と言われるように、本人の自覚がないままに進行が進み、気がついた時には肝炎から線維化して肝硬変、さらに肝ガンへといたることがあります。それが、非アルコール性脂肪肝炎で、その英語の頭文字をとってNASH(ナッシュ)と呼ばれています。
健康診断などで脂肪肝であると言われても、ほとんどの人があまり気にかけないようですが、実は肝細胞が脂肪でふくらむと血管が圧迫されて血液循環が悪くなり、だるくなったり疲れやすくなったり、あるいは食欲不振といった症状が出てきます。肝臓の中に霜降り肉のように脂肪が入ったり、あるいは肝臓を脂肪が取り巻いたりといった状態で、その主な原因は中性脂肪の蓄積です。血流が減少し、酸素や栄養が運べなくなることからやがて肝機能の低下がみられ、障害の程度が重くなっていきます。
1998年に定義された比較的新しい肝炎ですが、アメリカでは人口の3%もが、NASHにかかっていると言われ、日本でも脂肪肝と診断された人の1割、約100万人がこれに該当し、今後圧倒的な増加が懸念されていることから、今や立派な現代病となっています。

NASHになる一番の原因というのは何でしょうか?

原因は不明です。これまでお酒を飲み過ぎなければ大丈夫、ウイルス感染に気をつければ脂肪肝になっても肝炎や肝硬変にはならないというのが医学の常識でした。食べ過ぎや運動不足が脂肪肝の原因だから、大したことはないといったこれまでの常識をくつがえしたのが、NASHの登場なのです。
ただし、誤解されているのは、肥満と脂肪肝にはまったく因果関係がないことです。肥満の人が必ずしも脂肪肝になるわけではありません。痩せている人が、脂肪肝にならないということでもありません。NASHの原因として考えられるのは、私たちの日常生活に深く入りこんでいる食品添加物や人工合成化学物質、環境ホルモンといったものです。気をつけなければいけないのは、糖尿病や高脂血症の人で、あまり若いうちから糖質や脂肪の多い食べ物ばかりを食べていると、中高年になった頃にNASHになる確率が高くなることです。
NASHが心配であれば、下記の項目と照らし合わせて自己診断をしてみてください。

 ・アルコールの摂取量が1日に20g以下(缶ビール1本、あるいは日本酒1合程度)
 ・GPT(ALT)がGOT(AST)より高く、その異常値が半年以上続く。
 ・ウイルス性肝炎や自己免疫性疾患など他の肝機能障害がないこと。
 

以上のような場合は、エコー(超音波)で脂肪肝であるかどうかを調べ、疑わしければ、肝臓から生きた細胞を取り出す肝生検を受ける必要があります。その結果、炎症があり、脂肪肝が進み、線維化が見られると、NASHであると診断されます。

NASHにならないためにはどうすればいいのでしょうか?

一般論としては、脂肪肝にならないように気をつけなければなりません。日々の予防策としては、まず食事の量を減らし、毎日続けられる運動、例えばウォーキングであるとか水泳などを継続して行うことです。うまくダイエットに成功すれば、脂肪肝を予防できる可能性が出てきます。塩分をできるだけ控えめにし、糖分の摂取量をコントロールし、3ヶ月ごとの肝機能検査をしっかりと受け、初期の改善方法を積極的に導入することで、NASHになるのをかなり避けられるはずです。
アメリカ人にNASHが多い理由として考えられるのが、牛肉、バター、チーズ、ミルクといった乳製品、ハンバーグやソーセージなどの加工食品に残留している残留ホルモンです。たとえば牛の成長を早め、搾乳量が増えるようにと与えられる成長ホルモンは、女の子の胸が発達したり、膣ガンが増えたり、男性ではインポテンツになったりといった症状となって現れます。

NASHに対しての治療法はありますか?

残念ながら、今のところ決定的な治療薬といわれるものはありません。比較的新しく発見された病気だということもあり、原因も詳細は不明で、これからの医学の進歩に待つところが大きいと言えますが、研究により肝機能を正常に保つことでNASHになるのを避けられることが分かっています。また、NASHと診断されても肝機能を正常に取り戻すことも可能になってきています。漢方養生研究所(KHL)は、これまで一貫して「肝機能をいかにして正常に保つか」の集中的な研究を行って、数々の成果を上げてきました。詳しくは、こちらをクリックしてください。

【漢方養生研究所は、養生学が人々の健康増進、疾病予防、闘病と回復へ応援の有効性と必要性、生活質の向上、社会の進歩への有意性に関する検証を続け、研究・開発、情報と知識の整理と普及へ引き続き努力をしています。】