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今日のニュース
  糖尿病に関するニュース/09年12.1  
     
  ・糖尿病患者が25年で倍増へ、医療費も増加の可能性/アメリカ
アメリカシカゴ大学の研究者らは、アメリカの糖尿病患者が2009年の2370万人から、2034年に4410万人へとほぼ倍増するとの予測を明らかにし、アメリカ糖尿病協会(ADA)の専門誌最新号に発表した。それに、その予測通りになれば、糖尿病の医療費負担も大きく増加する見込みで、34年に糖尿病医療費が3360億ドル(約29兆1000億円)と、現在の約3倍に膨らむと予想されている。

・刑務所の麦飯は糖尿病に効果
福島刑務所で受刑者の健康管理をしていた日向正光医師は、服役中の糖尿病患者の健康状態を分析し、刑務所の食事の麦飯は糖尿病に改善効果があることを確認した。麦飯などに食物繊維が豊富に含まれているのが原因だとみられている。
福島刑務所医務課で働いていた日向医師は、98~04年に服役した平均年齢が51歳で、生活習慣などによるインスリンの効きが悪い2型糖尿病患者109人を対象に、病状の経過を分析した結果に、うち92人(84.4%)の糖尿病患者に糖代謝の改善がみられた。中では、彼らの平均体重に改善が小さかったが、空腹時の血糖平均値は184から113ミリグラムに、糖尿病の指標であるグリコヘモグロビンの平均値も8.4から5.9%に低下した。また、インスリン治療を受けていた18人のうちに5人、血糖降下剤を飲んでいた34人のうちに17人が、その糖尿病治療薬を止めるまでに糖尿病症状が改善したことも分かった。
日向医師によれば、刑務所のご飯は大麦、海藻類、キノコ類などが主で、食物繊維の含有量は普通の家庭料理のより2倍多く、水溶性食物繊維も5倍多い。
日向医師は、禁煙や飲酒の禁止、規則正しい生活を送っているなどとともに「刑務所の主食の麦飯に多く含まれる食物繊維が糖の吸収を緩和し、(糖尿病)症状改善につながっている可能性がある」と指摘している。

・女性より男性は糖尿病にかかりやすい
*女性より男性のほうは糖尿病にかかりやすい理由
現在、痩せようとしてダイエットに工夫している女性はあちこちにいる。ダイエットでは、
肥満にならないように、甘いものを避ける、食べ過ぎないような適切な飲食習慣などにつなげている女性が多い。それに対して男性は、仕事などでお酒の付き合いをしないといけないときが多くてアルコールの摂取過多や脂っこいものの食べすぎなどによる糖尿病の発症率がかなり高くなっている。

・インクレチン関連の2型糖尿病治療薬が続々と承認へ/厚労省
11月27日に厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、インクレチン関連の2型糖尿病治療薬として注目されているノボノルディスクファーマのビクトーザ皮下注と、ノバルティスファーマのエクア錠の承認を了承した。
ビクトーザは、膵β細胞上のGLP―1受容体に作用してインスリン分泌を促進する国内初のGLP―1受容体作動薬。一方、エクアは、2番目のDPP―4阻害薬となる。インクレチンは、食事の摂取に伴って消化管から分泌され、膵β細胞に作用してインスリン分泌を促進する消化管ホルモンの総称で、GLP―1もその一つであるという。しかし、GLP―1は、細胞表面や血液中に存在する酵素(DPP―4)により短時間で分解されるため、糖尿病治療薬として利用するのは困難といわれてきた。ノボノルディスクは、GLP―1の構造を一部変更してDPP―4による分解を受けにくくし、1日1回の投与(皮下注射)を可能にした。
一方、DPP―4阻害薬もインクレチン関連の薬で、DPP―4の作用を阻害して体内にあるGLP―1の血液中濃度を維持することにより、膵β細胞からのインスリン分泌を促進する作用メカニズムを持つ。

Author : 東京人間    2009-12-02