株式会社 協通事業のサイトへ
今日のニュース
  肝がんに関するニュース/09年11.1  
     
  ・非B・非C型肝がんの再発リスク因子:メタボリックシンドローム
東京大学消化器内科の大木隆正が第95回日本消化器病学会総会で報告したものによれば、メタボリックシンドロームは非B非C型肝がん患者による肝がんの再発を来しやすい。それに関する研究は、1999年から2006年までに、ラジオ波焼灼療法で根治的治療を受けて肝がんが初発した89人の非B非C型肝がん 患者を、メタボリックシンドロームのある肝がん患者25人と、ない肝がん患者64人との2群に分けて肝がんの再発率や生存率を比較した。結果、肝がん累積再発率については、メタボリックシンドロームのある肝がん患者群は1年19.6%、2年66.0%に対し、ない肝がん患者群は1年14.7%、2年 39.1%で低かったという。

・肝がん患者:毎日ヨーグルトを2杯
牛乳と比べてヨーグルトは、発酵されたもので消化器が鬱血状態にある肝がん患者には吸収されやすく、アミノ酸の含有量も牛乳のより多い。イタリアがん研究センターによれば、ヨーグルトは肝がん予防効果もある。毎日ヨーグルトを摂取すると、肝がんリスクが78%減るという。専門家の勧めでは、毎日ヨーグルトを2~3回で、300ミリリットル未満に摂取したほうが、最も肝がんを予防できる。

・蛇毒の抽出物は肝がんの進行を抑える可能性
世界の肝がん発症率を55%占めている中国では、年に新たに30.6万人の肝がん患者と30万の肝がん死者が確認されているという。この中に専門家らは、 マウスでの実験を通して「抽出物である蛇毒酵素は肝がん細胞の繁殖と転移を抑える効果がある」としている。また、蛇毒酵素の投与量と投与時間はそれと関与するという。

・細胞変化で肝がんの発生を診断する可能性
韓国延世大医大病理学教室パク・ヨンニョン教授の研究チームは最近、慢性B型肝炎や肝硬変患者で肝細胞の“大きい変化”が、肝がんの発生と深く関連するがんになる前の変化である可能性が大きいことを明らかにした。パク教授は「今回の研究結果は、肝がん診断と共に肝がんハイリスクグループを捜し出すことに役立つ」との期待を語った。

・肥満は肝がんリスクが2倍以上/厚労省
今年の3月に厚生労働省研究班は、疫学調査の結果によって高血糖や肥満などのメタボリック症候群の素因を抱えている人々の、肝がんリスクが2倍以上高いことを発表した。調査は、1万7590人の40~69歳男女を13年間追跡し、血糖値や体格指数(BMI)などのメタボリック関連素因が、肝がんリスクと関連するかを調べた。調査期間中に102人が肝がんになった。うちに高血糖グループはそうでないグループより、肝がんリスクが1.75倍高かった。BMIが 25以上である肥満状態にある人はそうでない人より、肝がんリスクが2.22倍高かった。


Author : 東京人間    2009-11-23