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今日のニュース
  C型肝炎に関するニュース/09年11.2  
     
  ・遺伝子の違いによるC型肝炎治療効果の差
国立国際医療センターの肝炎・免疫研究センター長と名古屋市立大の田中靖人准教授らのグループの研究によると、「C型肝炎治療がなかなか効かないときの原因の1つは遺伝子の違い」とのことがわかった。肝炎の中は日本人に最も多いのがC型肝炎。C型肝炎治療法としては、C型肝炎治療薬「インターフェロン」と抗C型肝炎ウイルス剤「リバビリン」の併用療法が有効とされている。しかし、それは約20%のC型肝炎患者には効果がみられなく、それに、治療を受けてみないと効くかどうかがわからない。薬が効かないのは、C型肝炎ウイルスの遺伝子変異が要因との研究がすでに行われたが、約400人のC型肝炎患者の血液を調べた結果に、DNAにある個人ごとのわずかな違いが特定の領域にある人はない人より、C型肝炎治療薬が30倍効きにくかった。

・血液検査で簡単にC型肝炎進行度を判定/産業技術総合研究所
産業技術総合研究所は、C型肝炎などの進行度を血液検査で簡単に判定する方法の開発に成功した。研究中研究員らは、C型肝炎が悪化して肝硬変に近づいていく「線維化」に伴い、肝臓内のたんぱく質に付いている「糖鎖」という部分の変化に注目した。また研究員らは、C型肝炎患者と肝硬変患者の125人の協力を得て血液の中に漏れだしているたんぱく質で糖鎖の型を調べた。結果に肝硬変に特徴的な型があることを見つけた。それに、この血液検査法でC型肝炎と肝硬変を区別できるかを88人の患者で調べた結果に、93%の正確率でC型肝炎と肝硬変が判定できた。

・鹿児島県は全被害者に対する国責任と支援策を「見解」―肝炎対策基本法
13日に鹿児島県肝炎患者で作られた「薬害C型肝炎問題に取り組む県民の会」は、肝炎対策基本法について「見解」を発表した(この肝炎対策基本法は臨時国会で協議が進んでいるという)。「見解」は、カルテが無い肝炎患者も含めた全肝炎被害者に対する国の責任と支援策を盛り込むようと求め、衆参の全厚生労働委員らに送付した。
08年1月に成立したC型肝炎被害者救済特措法は、カルテなどで血液製造投与が証明できる肝炎患者だけを救済対象にしたことについて同会は、「すべてのウイルス性肝炎患者を対象にした恒久対策の確立が求められている」とした。

・肝炎対策基本法案、患者団体は対案提出で国の責任で経済支援を/新潟
今国会で成立する見通しとなっている肝炎対策基本法案については、肝炎患者団体の「カルテのない薬害C型肝炎の全員救済を求める新潟の会」は13日に、肝炎対策基本法案は具体策に欠けているとし、肝炎治療費や生活費などの支援を国の責任として行うべきとの対案を、衆院厚生労働委員会の各委員と県選出の国会 議員に提出した。この肝炎対策基本法案の対案には、肝炎被害実態の調査を進めて肝炎ウイルス検診や肝炎治療につながる施策を行うことや、肝炎治療医療費の 公的助成などについて盛り込んでいるという。

Author : 東京人間    2009-11-20