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今日のニュース
  新型インフルエンザについて  
     
 

・新型インフルエンザの発生確認
09年4月にメキシコの3ヶ所とアメリカの2ヵ所で初めて新型インフルエンザの発生が確認されたという。新型インフルエンザについて「人同士で感染するA 型インフルエンザウィルスH1N1型亜型」と検出されたのは、2009年4月24日であった。

 

・新型インフルエンザ感染経路

*飛沫感染
新型インフルエンザウィルスに感染している人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫に存在するウィルスを吸い込むことで感染することをいう。

*接触感染
新型インフルエンザに感染している人がくしゃみ、鼻水を拭った後に触ったウィルスが付着したものを触った健康な人は、また自分の粘膜などによって新型インフルエンザウィルスに感染することをいう。

 

・だれにでもできる新型インフルエンザ予防法

*接触感染に対する予防法:手洗い、品物と環境の衛生
手洗いについて
常識として世界の人々に知られているこの手洗いが新型インフルエンザ予防上でとても重要である。手洗いのタイミングとしては帰宅後、トイレの後、食べ物を取り扱うとき、咳やくしゃみを手で押さえた後、ケアの前後などが挙げられる。
品物と環境の衛生について
くしゃみや咳によって物品や環境表面にばら撒かれた新型インフルエンザウィルスがしばらく生存している間に、それが接触感染の原因となる可能性があるため、その洗浄、消毒などがとても重要である。

*飛沫感染に対する予防法:うがい、マスクの着用
うがいについて
うがいは新型インフルエンザに効果がないという意見もあるが、うがいには機械的な洗浄効果や、さらにうがい薬を用いた場合には殺菌力や化学的洗浄効果によって口腔内や気道に付着した細菌やウィルスを減少させる効果があると期待されている。うがいのタイミングとしては帰宅時、人ごみから出た後、のどが乾燥しているとき、またはのどの調子が悪いとき、周りの空気が乾燥しているとき、静養している人の居室に入るとき、朝に起きたとき(朝は口腔内の細菌数が一番 多いとき)などが挙げられる。
マスクの着用について
マスクの着用は、新型インフルエンザの飛沫感染を防ぐとともに、のどなどを乾燥から守る。

 

 

・新型インフルエンザワクチン

*新型インフルエンザワクチンの効果と安全性
インフルンザワクチンは、重症化等の防止上では一定の効果が期待されるが、感染防止の効果は保証されていないという。
現在の新型インフルエンザワクチンの接種の目的としては、①新型インフルエンザによる死亡者や重症者の発生をできるだけ減らすこと、②新型インフルエンザ患者が集中発生することによる医療機関の混乱を防ぎ、必要な医療を確保する。
新型インフルエンザワクチンの効果の持続期間について
これまでの季節性インフルエンザワクチンでは、2回接種した成績によると、2回目の接種1~2週後にウィルス抗体が上昇し始め、1ヶ月後までにはピークに達し、3~4ヶ月後には徐々に低下傾向にある。したがって、ワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週から5ヶ月程度と考えられており、新型インフル エンザワクチンでも同程度とされている。
今回の国産新型インフルエンザワクチンの安全性についても、季節性インフルエンザワクチンと同程度とされている。
新型インフルエンザワクチンによる副作用(副反応)について
季節性インフルエンザワクチンの場合、比較的頻度が高い副反応としては、接種した部位の発赤、腫脹、痛みなどが挙げられる。全身性の反応としては発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などがある。さらに、まれにワクチンに対する発疹、じんましん、発赤と掻痒感などのアレルギー反応が発生する可能性もある。
新型インフルエンザワクチン接種部位(局所)の発赤、腫脹、痛みは、接種を受けた人の10~20%に起こり、2~3日で消失する。全身性の反応は、接種を受けた人の5~10%に起こり、2~3日で消失する。
ほかに、因果関係は必ずしも確立できないが、ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、紫斑などの新型インフルエンザワクチン副作用の報告がまれにある。
*新型インフルエンザワクチン優先接種(ハイリスク群)について
新型インフルエンザ対策の1つとして日本政府は次の5つのワクチン優先接種対象者を決め、ここで優先順位に並べた。①新型インフルエンザ患者の診療などに直接従事する医療関係者(救急隊員を含む)。②妊婦(基礎疾患を有する者)。③1歳~小学校3年生に相当する年齢の者。④1歳未満の小児の保護者、及び優先接種対象者のうち、身体上の理由で予防接種が受けられない者の保護者など。⑤小学校4~6年生、中学生、高校生に相当する年齢の者と高齢者。

基礎疾患を有する者について
新型インフルエンザワクチン優先接種対象となる基礎疾患を有する者とは、次の9分類に挙げた基礎疾患を有する人で、新型インフルエンザワクチンを優先に接種する必要があるかどうかは、国の基準を参考にしながら主治医によって総合的に判断される。①慢性呼吸器疾患②慢性心疾患③慢性腎疾患④慢性肝疾患⑤神経疾患・神経筋疾患⑥血液疾患⑦糖尿病⑧疾患や治療に伴う免疫抑制状態⑨小児科領域の慢性疾患。

 

 

・新型インフルエンザ症状

*新型インフルエンザ症状とは、普通の風邪や季節性インフルエンザとどう違うのか?
「頭痛」、「発熱」、「咳が止まらない」、「吐き気がする」、「下痢」との5つの症状について1つでも当てはまっていると、新型インフルエンザとの疑いがあるという。
普通の風邪や季節性インフルエンザと比べて新型インフルエンザは、ウィルスが消化器官までへ浸入する働きがあるため、風邪症状である鼻水、頭痛、発熱、咳などのほかに、嘔吐と下痢などが併発する傾向がある。
今年に確認されたこの新型インフルエンザのウィルスは「弱毒」となり、発症しても死亡にいたる可能性は低いといわれている。
しかし、注意が必要なのは、新型インフルエンザが慢性疾患をお持ちの人々については、発症後に持病の悪化によって死亡するリスクが大きいと指摘されている。
*子どもの新型インフルエンザ症状
子どもが新型インフルエンザに感染した場合に次の2つの合併症に警戒が要する。
1、インフルエンザ脳症
まず、原因は体が新型インフルエンザウィルスへ免疫反応が激しすぎるとされている。インフルエンザ脳症が発症すると、急に高熱が発生し、その後にけいれんが続く、意味不明の言動や意識障害などが現れる。関係の資料によれば、季節性インフルエンザの脳症は2~4歳の子どもに多く、新型インフルエンザの脳症は7 歳に多くて10歳以上も約25%を占めている。
2、重症肺炎
重症肺炎が発症すると熱が出る。その6~12時間後に呼吸困難が急激に発生する。X線写真で見てみると、すでに肺が白くなるほどに肺炎が進んだことが分かるという。
呼吸困難となる兆候:呼吸が速くなる、息を吸うときに胸の一部が陥没する、顔が青白くなる…
*新型インフルエンザウィルスの特徴
1、感染力が強い。ウィルスの潜伏期間が過ぎたとしても新型インフルエンザが急に発症することがある。
2、弱毒性であるが、消化器官に影響するため、嘔吐や下痢などの症状を及ぼす。
3、発症は免疫の有無が原因とされており、子どもと若年層が中心に感染している。
4、今後変異する可能性がある。

5、ウィルスの潜伏期間は、通常が1~2日で、遅い場合が4~5日で、最大が7日に及ぶことがある。

 

 

・新型インフルエンザ感染者数

世界
09年11月29日現在、世界の新型インフルエンザ感染確認例は計1206068例(特に発症が多いのはアメリカ、韓国、ドイツなどが挙げられる)以上で、うちに死亡例が9933例である。

日本
国立感染症研究所の発表によれば、日本での新型インフルエンザ感染確認は190801例(新型インフルエンザか季節性インフルエンザかが不明の感染例が含まれている。ほとんどは新型インフルエンザとみられている)あり、1医療機関当たりでは39.63例が発生していた。そして、不完全なデータによれば、新型インフルエンザ死亡例が94例という。
また、厚生労働省によると、12月1日現在、新型インフルエンザ死亡例の中に基礎疾患を有する者が59人おり、年齢別では80歳以上は基礎疾患で新型インフルエンザによる死亡例が最も多く、60代と70代がその次に多いことが分かっている。

 

 

・新型インフルエンザH5N1型について
日本は、これまで香港などで変異した新型インフルエンザウィルスの症例が確認されたことを受け、新型インフルエンザH5N1型が注目されてきている。専門家によれば、新型インフルエンザH5N1型の想定される症状とは、「新型インフルエンザに感染してだいたい2~3日の潜伏期間の後に、急に発熱し、強い倦怠感や筋肉痛、関節痛のような症状が現われる。熱はやがて38度をこえる高熱となり、のどの痛みや鼻水、咳などの症状も起こる。腹痛が起こることもありえ るという。そして、数日のうちに、息苦しくなること、激しい咳や呼吸困難、急激に肺炎が重症化になることなども可能である。ほかに、腹痛や下痢、鼻血、歯 肉出血、血便、血痰などが起こることが考えられる。また、妊婦には胎児、胎盤に感染を及ぶことも考えられる」。