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今日のニュース
  肝硬変に関するニュース/09年12.2  
     
 

・B型肝炎はいつ肝硬変に転移するのか

中国では、慢性B型肝炎患者は70%が57.2歳で肝硬変に転移するとされている。言い換えると、70%の慢性B型肝炎患者が、60歳になる前に肝硬変に進行してしまい、このB型肝炎による肝硬変の発症率がかなり高いとはいえる。 一方、慢性B型肝炎患者は最大25%しかが肝硬変に転移しないという見解もあり、慢性B型肝炎から肝硬変に変わるのには長時間で複雑な病因が肝要と指摘されている。その原因が次のように挙げられた。
*遺伝性免疫素因
*B型肝炎ウィルスの変異
*不良の生活習慣
*不適切な治療法
*心理的障害

 

・日本初で胎児の肝硬変治療に成功/香川大学附属病院

今年9月3日に香川大学附属病院によって日本初で、新生児に重篤な肝硬変を引き起こす「新生児ヘモクロマトーシス」の胎児治療に成功したとの発表があった。
病院側によれば、母親が出産する前に、敗血症などの感染症の治療に使われる抗体「免疫グロブリン」の血液製剤を大量に投与していた。今回の胎児肝硬変治療が成功したことによって6月に男児が無事に生まれ、現在母子とも健康という。

「新生児ヘモクロマトーシス」は、母親から胎児に移される「免疫グロブリン」の一部が異常になり、胎児の肝臓に鉄分がたまり、肝硬変などを患っている状態で生まれてくるといわれる病気。これまで日本では、週産期新生児学会などの報告によって21例があり、うちの軽症1例を除いて全員死亡となった。 アメリカの関係雑誌では2004年に初めて今回の胎児肝硬変治療法が紹介され、それ以降55人の患者がこの胎児肝硬変治療を受けて中の52人が無事に出産した報告があるという。

 

・札幌医科大学は肝硬変に有効な新治療法を開発

札幌医科大学の新津洋司郎特任教授と、大手素材メーカー日東電工(大阪)グループは共同で肝硬変などに有効な新しい分子標的治療法を開発し、今年年内に臨床試験の開始を目指している。
この肝硬変に有効といわれる治療法は、肝硬変などの原因であるコラーゲンを分泌する肝臓中の「星形細胞」に遺伝子の一部(siRNA)を送り込むことで、 コラーゲンの分泌を促進するたんぱく質を作る遺伝子に干渉し、肝硬変の原因であるコラーゲンの分泌を抑制するという。

コラーゲンを溶かす酵素がもともと体内に存在するもので、コラーゲン分泌の抑制ができれば、肝硬変で壊死した肝細胞の再生をさせることもできるという。

 

・未病・冷えと肝硬変などの肝臓病の関係

東京女子医科大学の川嶋朗準教授によれば、ビジネスマンの70%以上が未病を抱えており、未病の中に特に気をつけるべきなのが「冷え」と指摘している。

「冷え」が慢性化すると動脈硬化や糖尿病、肝硬変などの肝臓病、腎臓と肝臓のトラブルやがんなどといった重篤な疾患の原因に関わってくるという。

Author : 東京人間    2009-12-16