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今日のニュース
  がん予防に関するニュース/09年12.2  
     
 

*新しい肺がん治療薬が可能/アメリカ
英科学誌ネイチャーに肺がん治療に関する論文が掲載された。この論文は、マウス実験で、新しいタイプのがん治療薬が薬剤耐性を持つ肺がんの増殖を抑制することを確かめたとした。 新しいタイプのがん治療薬は化合物で、アメリカ・ボストンのダナ・ファーバーがん研究所が発見したもので、上皮成長因子受容体阻害剤と呼ばれるタイプのもの。
今回の研究では、気管支がんの70~80%を占める非小細胞肺がんを詳しく調べた。これらのがんでは、上皮成長因子受容体遺伝子の変異によって特定のタンパク質が作られることがある。通常、この遺伝子の変異を防ぐ働きのあるイレッサやタルセバなどのがん治療薬が用いられているが、二次的遺伝子変異が起きた場合に、がんが薬剤耐性を持つこともある。研究員らは、この新しい肺がん治療薬が人間の治療に使えるかどうかを確認するには、さらなる研究が必要だとしている一方、効果的な肺がん治療薬の開発につながるものと期待している。

*がん対策推進協議会が緊急提言:タバコが1箱1千円に
がん患者やがん専門家によった厚生労働省「がん対策推進協議会」は今月の2日に、タバコの価格を1箱1千円程度とするようと、厚生労働相長妻昭に緊急提言した。
タバコ税見直し議論が平成22年度税制改正で取りざたされていることを受けたもので、増税によって得られた税収は、がんをはじめとする生活習慣病予防に活用することを求めている。
また、日本国のがん対策基本計画は、平成27年までの10年で、75歳未満のがん死亡率を20%減少させることを目標にしており、その手段として喫煙率の半減などと検討されている。
一方、厚生労働省によれば、平成16年の喫煙率は男性が43.3%、女性が12%であったのに対し、その4年後の平成20年は男性が36.8%、女性が9.1%にとどまっている。
主力銘柄のたばこ1箱あたりの価格も、日本での300円に対し、アメリカ・ニューヨークでは983円イギリスでは813円、フランスでは613円といい、 先進国の中で割安で、がん対策推進協議会は、それについて「がん予防の推進にたばこが悪影響を与えているのは明らか。喫煙率の減少には、たばこ価格の引き上げが不可欠。特に未成年の喫煙防止には効果的だ」としている。

*子宮頸がん予防に日本初のワクチン発売
日本国内で子宮頸がんは年に1万人以上が発症し、3500人が死亡すると推測されている中で、子宮頸がんワクチンが09年12月22日に日本初で発売された。
今回の子宮頸がんワクチンがグラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」で、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)のうち7割を占める2種類のウィルスによる感染を防げると期待されている。また、子宮頸がんワクチンは全国の約1100ヵ所の医療機関で接種でき、接種対象は10歳以上の女性となっている。

*1日ビール大ビン1本以上で乳がんが1.75倍に
厚生労働省研究班によった調査では、ビールを毎日大ビン1本以上飲む女性は飲まない女性より、乳がん発症が1.75倍多くなることが分かった。
今回の調査は、岩崎基・国立がんセンター予防研究部室長らが、大阪府などの10地域で40~69歳の約5万人女性を対象に、飲酒などの生活習慣と乳がん発症の関連を13年間追跡したものによったものという。
結果としては、ビールを週に大ビン7本以上飲む女性は年齢や体重、喫煙歴などを考慮しても、まったく飲まない人より乳がん発症の危険性が1.75倍高かった。また、週に1回以上飲む女性では、毎日缶ビールを1本飲むごとに、乳がんになる危険性が6%ずつ増えた。

Author : 東京人間   2009-12-25