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今日のニュース
  高血圧に関するニュース/09年12.3  
     
 

・高血圧性腎症と腎性高血圧
高血圧性腎症とは、高齢者の多くが、高血圧家族歴のある場合に高血圧を発症して腎機能障害に至った状態をいう。腎性高血圧とは二次性高血圧で、腎疾患によった高血圧をいう。したがって、高血圧性腎症と腎性高血圧は同じものではない。
高血圧性腎症の特徴--高血圧性腎症患者のほとんどは高齢で、早期高血圧性腎症の症状は目の病変が挙げられる。通常、患者は高血圧が発症後に腎機能障害が生じ、タンパク尿などの症状が現れる。
腎性高血圧の特徴--腎疾患が主な病気である。腎性高血圧患者は、腎機能の低下のために腎性貧血が伴うことが多い。また、腎性高血圧の発症年齢は高血圧性腎症のより早いという。

・高血圧患者にアドバイス
高血圧の検査では血圧測定の他に、検尿なども行わないといけないことがよくあるが、高血圧患者のほとんどはそれを理解できていないという。実はそれは、高血圧の発症原因や高血圧による各臓器への影響などを確かめ、各高血圧患者に合った高血圧療法を選択するためという。
初めて高血圧検査を受ける際、高血圧原因を確かめるのが最も重要。血圧を測定するほか、検尿によって初期腎機能障害、腎性高血圧となっているか、糖尿病にかかっているかなどを確認する必要がある。また、血液検査によってコレステロールとトリグリセリドの値を見て冠動脈疾患などの素因になっているかを調べる必要もあり、心臓の健康状況を知ることも必要。
よく高血圧検査を受けている患者には、高血圧合併症に十分に注意しないといけない。中でも、網膜の病変によっては高血圧の進行度を分かることから、眼底検査でも高血圧臨床診断や高血圧治療を助けられると考えられている。また、血液検査では、血糖や血中脂質を分かって腎臓への影響を確かめる必要がある。

・不規則生活が塩分過剰摂取による高血圧の原因と解明
これまでは、塩分を過剰摂取すると高血圧が発症しやくなることが知られているが、原因が明らかにされていない。この中、京都大学大学院薬学研究科の岡村均教授らの研究チームは、規則正しいでない生活で塩分を過剰摂取することによる高血圧原因を突き止めた。
研究チームはマウス実験で、マウスの遺伝子を改変して生体リズムを崩した。結果、ホルモンを出す「副腎」から、マウス体内の塩分を一定の量に保つ働きがあるホルモンが過剰に分泌されていることが分かった。また、副腎の遺伝子解析で、このホルモンを分泌する特定の酵素である「水酸化ステロイド脱水素酵素」が、通常の5倍以上出ていることも判明した。そしてマウスに塩分を摂取させると高血圧になった。
この研究結果から研究チームは、不規則な生活がすでに高血圧への“準備段階”になっていることが分かった。岡村教授は、「この酵素は人にもあり、同じ作用をする可能性が高い」との指摘をした上で「不規則な生活が不健康になる一面が科学的にも証明された。現代人の教訓にしてほしい」と話した。

Author : 東京人間   2009-12-31